EPUBとPDFの違い
今の人気がある電子ブックリーダーで読める本は、多くのはEPUBとPDF形式の電子書籍です。でも、EPUBとPDFの違いは何ですか。それに、自炊した電子書籍を作るなら、EPUBかPDFかどちらのほうがいいのでしょうか。この問題が耳に入るとき、文章を書いて紹介するつもりです。
ここに、EPUBとPDFの違いを紹介します。
EPUBとは
EPUBは、HTMLやウェブブラウザのオープン性を保持しつつ、インターネット接続が切断された状態の携帯情報端末(PDA)やノートパソコンなどでも電子書籍の閲覧が継続できるようにダウンロード配信を前提にパッケージ化された、XHTMLのサブセット的なファイル・フォーマット規格であり、画面の大きさに合わせて表示を調整する「リフロー機能」が特徴です。それに、2011年10月に日本語特有の縦組やルビなどを盛り込んだ仕様(3.0)が確定しました。要するに、ePubの機能は以下のように:
- 文章と画像を表示するがレイアウトが異なる。
- 文章のサイズを変更したり、書式の変更が可能。
- 文章をハイライト表示したり、単語の検索が可能。
- ページを前や後ろに進むには、タップしたり、スワイプ(画面を指で軽くなぞる)したりする。
PDFとは
PDFは紙に印刷する情報を、紙を想定するレイアウトを維持したままでデジタルデータにしたものです。つまりPDFは紙を模倣するデータ形式です。PDFファイルは 印刷可能なあらゆるドキュメントから生成でき、表示や印刷はアドビシステムズが無料で配布している Adobe Readerまたはサードパーティ製品を利用する。PDFの特長は、PDFファイル作成元と異なるコンピュータ環境において、作成元ドキュメントのレイアウトや書式を忠実に再現した表示・印刷ができることにある。主な機能は以下です:
- 印刷されたページと同じものを正確に表示します。
- 拡大または縮小して、文章や画像を見やすく表示することが可能。
- ページをめくるにはナビゲーションバーを使います。
ご注意:PDFでは、ハイライト表示や辞書を使うことができません。
EPUBとPDFの違いについて
EPUB形式では、印刷された本と同じ内容の文章と画像を表示しますが、レイアウトが異なります。文章は端末の画面に合わせてレイアウトされます。EPUB形式は小説や比較的画像の少ない本に向いています。
一方、PDF形式は印刷された本と同じレイアウトで表示しますが、画面の形に合わせるものではありません。PDF形式は画像や複雑なレイアウトを多用する本に向いています。
電子書籍、EPUBかPDFか
電子書籍を作るなら、EPUBかそれともPDFか、それは個人の好き好きに決められると思っています。自炊したい本は小説また画像が少ないなら、もちろんEPUBをお勧めです。画像が多くなら、また印刷された本と同じレイアウトで表示したいなら、PDFをお勧めです。
もっても重要なのは、今のeBook Converterを使っていただければ、EPUBとPDFのレイアウト、どちらも見られます。自炊電子書籍を作るなら、このソフトを試みて、比較の効果がすぐ分かります。レイアウトの形式が違いといっても、電子書籍の本体を変更しなく、ご安心してください。
ご遠慮なく、EPUBとPDFの魅力に冒頭しましょう。
Tips:
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