ソニー「DPT-S1」でPDFファイルを読む方法
2013年の11月7日、ソニーは13.3型の電子ペーパーを搭載した業務用デジタルペーパー「DPT-S1」を発表しました。12月3日より発売開始しました。このデジタルペーパーの価格は98,000円前後です。
「DPT-S1」は企業や大学など紙の文書や資料を大量に扱う業務分野に向けて開発された製品です。されに、ネットワークを介して企業向けに「デジタルペーパー会議ソリューション」、大学向けに「デジタルペーパー授業支援ソリューション」も2014年の4月を目処に順次提供予定としています。
「DPT-S1」の主な仕様
外形寸法(幅×高さ×奥行) |
約 233 x 310 x 6.8 mm (ディスプレイ部約4.8mm) |
重量(充電池含む) |
約 358g |
解像度 |
1200×1600ドット |
ディスプレイ |
13.3型フレキシブル電子ペーパー「E-ink Mobius」 |
インターフェース |
micro SDメモリーカード、マイクロUSB端子 |
タッチパネル |
クリアタッチパネル(光学式)ペン入力対応 |
Wi-Fi認証 |
対応 |
通信方式 |
IEEE 802.11b/g/n |
充電池持続時間 |
最長約3週間 |
読めるファイル形式 |
PDF (.pdf) |
「DPT-S1」の主な良い点
ご覧の仕様フォームのように、「DPT-S1」の最注目の良い点は13.3型のサイズです。A4サイズの紙の余白部分を除いた大きさに相当しますので、A4サイズがほぼそのまま読めます。もう一つの良い点は大量PDFファイルの閲覧する機能です。「DPT-S1」でサポートファイルの形式はPDFです。内蔵メモリーに保存可能なPDFのファイル数は約2,800ファイルなので、大量のPDFも持ち運べます。だからこそ、「DPT-S1」は多量の紙を使用する企業や大学など向けに開発された電子ペーパー端末です。「本のデジタル化」ではなく、「紙のデジタル化」とも言えます。
「DPT-S1」でPDFの読み方
「DPT-S1」では自炊したPDFファイルを読めます。それに、メモリーカードに保存したPDFも読めます。これらのPDFファイルがソニー電子書店から買ったPDF形式の書籍ももちろん含みます。つまり、殆どすべてのpdf形式のファイルが閲覧可能です。
でも、Kobo電子ブックストア及びKindleストアから買ったPDF形式の書籍を快適に読むことができません。電子書籍のDRM(デジタル著作権管理)のためです。
言い換えると、「DPT-S1」でKobo、KindleなどのPDF形式の電子書籍を読みたい場合では、DRM解除することが必要となります。
ここでDRM 解除できるツール多様DRM解除を強くおススメします。
ただパソコンでこれらのpdfファイルをソフトへ追加してだけでいいです。追加すると、あらゆるpdfファイルのDRMが解除されます。バッチ処理も可能。後はパソコンからDRM無しのpdfを「DPT-S1」へ転送することです。
「DPT-S1」電子ペーパーの価格がかなり高いけど、学校や企業管理者や技術的な分野に関わる人、技術的な専門知識の電子書籍に興味がある人々に最適と思います。
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