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ソニー、電子書籍ストアを北米市場から撤退

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米Sony Electronicsは2月6日(現地時間)、北米及びカナダ市場において、電子書籍ストアReader Storeを3月20日に閉鎖すると発表しました。ユーザーは楽天Koboが北米で提供するKobo Storeへの移行をサポートします。

一方、KoboのAndroid版アプリを「Xperia」ブランドのスマートフォンやタブレットにプリインストールする方針も示しています。また、Sony製電子書籍専用端末のWi-Fi版Readerについてはkoboの電子書籍ストアが利用できるとしています。

Reader Storeユーザーは3月20日までReader Storeで電子書籍を購入でき、閉鎖後も4月30日までReader Storeで購入した電子書籍を端末にダウンロードできます。ユーザーはオプトアウトしない限り、Reader StoreアカウントからKobo Storeアカウントへの移行プロセスに含まれます。

ユーザーはSonyストアから通知のメールを受信でき、メールにある確認のリンクをクリックすると、オンラインでの簡単な手続きでSony書籍をKoboに転送することができます。

でも、ソニー広報部に電話取材したところ、北米版終了が日本に影響することはなく、国内向けの Reader ストアは、今のところ平常どおりに営業中です。2月7日に日本のReader Storeは「今後ご提供予定のサービスのほんの一部をご案内」を発表しました。具体的にはiOSアプリの書籍コンテンツ対応や自動購読サービス、さらにPC向け閲覧環境の提供などです。しかし、Reader端末についての言及はありません。

なお余談ながら、北米市場でSony Readerストアが閉鎖されたあとも、欧州、日本、オーストラリアでは引き続きReaderストアが利用できるということですが、こちらも近いうちにKoboへの移行があるのかもしれませんね。

補足:

Sonyの書籍をKobo端末へ転送し、Sony本をKoboで読みたい場合、解決方法もあります。これはSony書籍DRMを解除すること。